PHILOSOPHY

なぜ銀行が「アイデアソン」「ハッカソン」なのか

りそなグループとして初めての取り組みであった「MEET UP KANSAI」。
どのような狙いで開催に至ったのかを伺うべく、イベントを主催した
営業サポート統括部:奥田浩之氏、オムニチャネル戦略部:樋口庸一郎氏、
オムニチャネル戦略部:山本結佳子氏のもとを訪ねた。

—まず、MEET UP KANSAI開催に至った経緯を教えてください。

奥田氏:りそなグループは「いつでもどこでも便利に使える銀行です」という「オムニバンク宣言」をしています。今後、お客さま起点でのサービスや商品を開発していくなかで、お客様や世の中がどういった金融サービスを求めているのか、その声やアイデアを聞いてみたいという思いから企画しました。

—MEET UP KANSAIは大学生を対象にしたイベントでしたが、
それはどうしてですか?

奥田氏:これからの時代を担う若い方に対して、彼らがどういったものを求めているのか意見を聞きたかったからです。また、社会人経験の無い学生さんなら、枠にとらわれず自由な発想をしてくれるのではないかと期待していました。

—テーマやコンセプトはどのように決められたのですか?

奥田氏:テーマは「世の中のみんなが使いたくなる金融サービス」だったのですが、「使いたくなる」ということがすごくポイントだと思っています。今はモノもサービスも溢れているので、便利なだけでは使ってもらえないんですよね。デザインがいいとか、ストーリーに共感するといった、心を動かすことのできるサービスでないといけないと思うのです。だからこそ、「使いたくなる」というキーワードを入れました。

—プログラムづくりにおいて意識されたことはありますか?

奥田氏:得た知識と現場でのギャップづくりです。まず吉田劇場で、Fintechの最先端を学んでもらいました。そして、「人はどのような考えのもと行動するのか」ということについて深く考えていただくために、行動観察研究所さんに講演をしていただきました。このプログラムの後すぐにアイデアを考えてもらうのではなく、あえて天神橋筋商店街でのフィールドワークをプログラムに組み込みました。学んだことと現場のギャップを感じてほしかったし、そこで戸惑ったり困ったりしてほしかったんです。

山本氏:得た知識と現場との間のギャップに悩んで、フルに頭を使ってギャップを埋めるアイデアを出そうと思うからこそ、アイデアに厚みが出ると思っていました。

樋口氏:「商店街を歩いて何の意味があるんだろう」と思った学生さんもいたと思います。けれど、不便さに着目して街を歩く機会ってなかなかないですよね。普段考えないことだからこそ、新しい気付きがあったのではないでしょうか。

—イベントの雰囲気づくりにおいてはどういったことに
気を付けましたか?

樋口氏:イベントに一体感を生みたかったのと、堅苦しくない雰囲気づくりをするために、学生さんも私たち運営側も、お揃いのTシャツを着ました。色は、あえてコーポレートカラーでもなんでもない黄色にしました(笑)だからこそ、いい意味でりそなグループのイベントっぽさが無くて、純粋に楽しんでもらえたのではないかと思います。

山本氏:運営側も堅苦しくならないようにしてましたね。いつ誰が何の役割をするかも決めていませんでした。当日の雰囲気を見ながら、そのとき足りていない役割を互いに担いましょうという感じで。学生さんが、いろいろな刺激を得て頭を使って変化していくのだから、私たちも柔軟でありたいと思っていました。

「MEET UP KANSAI」の開催後の
振り返りと今後の展望

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